カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」です。
色別の花言葉もあり、赤いカーネーションは「母への愛」、黄色いカーネーションは「軽蔑」などです。
西洋(英語)では「fascination(魅惑、魅力)」「love(愛情)」「distinction(卓越、名声)」の花言葉がつけられています。
カーネーションは6月15日の誕生花です。
色 | 花言葉 | 西洋(英語) |
---|---|---|
全般 | ・無垢で深い愛 | ・fascination(魅惑、魅力) ・love(愛情) ・distinction(卓越、名声) |
赤 | ・母への愛 | ・My heart aches for you(あなたに会いたくてたまらない) ・deep love(深い愛) ・admiration(敬愛、感嘆) |
白 | ・純粋な愛 ・私の愛は生きています |
・sweet and lovely(かわいくて愛らしい) ・innocence(純潔) ・pure love(純粋な愛) |
ピンク | ・女性の愛 ・熱愛 ・美しいしぐさ |
・I’ll never forget you(あなたを決して忘れません) ・a woman’s love(女性の愛) ・a mother’s love(母の愛) |
黄 | ・軽蔑 | ・You have disappointed me(あなたには失望しました) ・rejection(拒絶、拒否) ・disdain(軽蔑) |
紫 | ・誇り ・気品 |
・capriciousness(気まぐれ) ・changeable(変わりやすい) |
青 | ・永遠の幸福 |
以下では花言葉の由来や誕生花、カーネーションの知って得する豆知識をご紹介します。
カーネーションの花言葉
日本ではカーネーション全般に「無垢で深い愛」の花言葉がつけられています。
西洋ではカーネーション全般に「fascination(魅惑、魅力)」「love(愛情)」「distinction(卓越、名声)」の花言葉(英語)がつけられています。
以下ではカーネーションの色別の花言葉をご紹介します。
赤いカーネーション
赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」です。
西洋の花言葉は「My heart aches for you(あなたに会いたくてたまらない)」「deep love(深い愛)」「admiration(敬愛、感嘆)」です。
白いカーネーション
白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」です。
西洋の花言葉は「sweet and lovely(かわいくて愛らしい)」「innocence(純潔)」「pure love(純粋な愛)」です。
ピンクのカーネーション
ピンクのカーネーションの花言葉は「女性の愛」「熱愛」「美しいしぐさ」です。
西洋の花言葉は「I’ll never forget you(あなたを決して忘れません)」「a woman’s love(女性の愛)」「a mother’s love(母の愛)」です。
黄色いカーネーション
黄色いカーネーションの花言葉は「軽蔑」です。
西洋の花言葉は「You have disappointed me(あなたには失望しました)」「rejection(拒絶、拒否)」「disdain(軽蔑)」です。
古くから花色も花言葉に影響をあたえ、特に黄色い花には不吉な花言葉が多くつけられています。
紫のカーネーション
紫のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」です。
西洋の花言葉は「capriciousness(気まぐれ)」「changeable(変わりやすい)」です。
青いカーネーション
青いカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」です。
逆引き花言葉
カーネーションの花言葉の由来とは?
カーネーションの花言葉「無垢で深い愛」「母への愛」「私の愛は生きています」は、母の日に由来します。
詳細は以下の「どうして母の日にカーネーション?」をご覧ください。
どうして母の日にカーネーション?
アメリカ南北戦争(1861~1865)のさなか、アン・ジャーヴィス(1832~1905)はウェストバージニア州で「母の仕事の日」と称して、敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するための活動を行いました。
アン・ジャーヴィスが亡くなってから2年後の1907年5月12日、娘のアンナ・ジャーヴィス(1864~1948)は、亡き母をしのんで教会で記念会を開催し、母が好きであった白いカーネーションを配りました。これが「母の日」の起源とされ、白いカーネーションが母の日のシンボルとなりました。
1914年にアメリカで5月の第2日曜日を母に感謝する記念日とされ、日本でも1949年頃から5月の第2日曜日を母の日とするようになりました。
【関連・参考サイト】
アン・ジャーヴィス(Wikipedia)
アンナ・ジャーヴィス(Wikipedia)
カーネーションには怖い花言葉がありますか?
西洋や日本において、黄色いカーネーションには「軽蔑(disdain)」「You have disappointed me(あなたには失望しました)」「rejection(拒絶、拒否)」といった怖い花言葉がつけられています。
西洋では黄色い花の多くに不吉な花言葉がつけられています。
カーネーションには愛情を表す花言葉が多くつけられているのですが、黄色い花にだけは不吉な花言葉がつけられています。
以下は黄色い花につけられた不吉で怖い花言葉です。
花 | 色 | 日本 | 西洋 |
---|---|---|---|
バラ | 黄 | ・愛情の薄らぎ ・嫉妬 |
・愛情の薄らぎ ・嫉妬 |
カーネーション | 黄 | ・軽蔑 | ・あなたには失望しました ・拒絶、拒否 ・軽蔑 |
ユリ | 黄 | ・偽り | ・偽り |
チューリップ | 黄 | ・望みのない恋 | ・望みのない恋 ・報われぬ恋 |
キク | 黄 | ・破れた恋 | ・軽んじられた恋 |
カーネーション誕生の伝説とは?
ヨーロッパではキリストが処刑された際に、聖母マリアが流した涙のあとからカーネーションが生えたという言い伝えがあります。
盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家ラファエロ・サンティ(1483~1520)の『カーネーションの聖母』では、両手にカーネーションを持って幼児キリストをあやす、若き聖母マリアが描かれています。
【関連・参考サイト】
カーネーションの聖母(Wikipedia)
世界初!サントリーの青いカーネーションとは?
お酒で有名な日本のサントリーが青いバラの開発過程で、世界初の青いカーネーション「ムーンダスト」(花言葉「永遠の幸福」)を誕生させました。
この花は、ペチュニアなどの青い花から青色色素を作る遺伝子を採取し、カーネーションの遺伝子に組み込むことによって生まれました。
【関連・参考サイト】
青いカーネーション ムーンダスト(サントリー)
世界初!「青いバラ」への挑戦(サントリー)
カーネーションは神の花?
ローマ神話によると、ソニクスという美しい娘がローマに暮らしていました。彼女はカーネーションの冠作りの名人で、太陽神アポロの祭壇も美しく飾っていました。
しかし、ある晩、ソニクスを妬んだ者たちに彼女は殺されてしまいます。
太陽神アポロは彼女の生前の行ないに感謝し、そのお礼としてソニクスをカーネーションの花に変えて、手厚く弔ったといいます。
カーネーションの学名「Dianthus(ディアンサス)」は「神の花」を意味し、この神話に由来するといわれます。
カーネーションの花名の由来とは?
ナデシコ属の学名「Dianthus(ディアンサス)」は、ギリシア語の「Dios(神)」と「anthos(花)」を語源とし、「神の花」という意味になります。
英語では「Carnation(カーネーション)」と呼ばれます。「carnation」の名前の由来は諸説あり、この花が肉(ラテン語の「carn」)の色に似ていることに由来するという説、あるいは英国の詩人エドマンド・スペンサー(1552~1599)が宴会のときにこの花で冠(corona)をつくり、酒の酔いを防いだことにちなむといった説もあります。
科・属名 | ナデシコ科ナデシコ属 |
学名 | Dianthus caryophyllus |
和名 | 和蘭石竹(オランダセキチク) |
別名 | カーネーション、麝香撫子(ジャコウナデシコ) |
英名 | Carnation, Clove pink |
原産地 | 南ヨーロッパ、西アジア |
カーネーションはいつの誕生花?
カーネーションは6月15日の誕生花です。
色別の誕生花もあり、ピンクのカーネーションは1月11日、赤いカーネーションは5月12日の誕生花になります。
花 | 誕生花 |
---|---|
カーネーション | 1月11日(ピンク)、5月12日(赤)、5月15日(ピンク)、6月15日、11月20日(赤) |
カーネーションの季節や値段は?
カーネーションの花が咲く季節は春と秋です。開花時期は4月~6月、10月~11月です。
カーネーションの切り花は年間を通してお花屋さんに並びます。値段は1本150円~250円程度です。花持ち(日持ち)は7~10日程度になります。
カーネーションの花色は豊富で赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、青、緑、茶、複色などがあります。
開花の季節 | 春、秋 |
開花時期 | 4月~6月、10月~11月 |
出回り時期 | 周年(最盛期は3~5月) |
花持ち日数 | 7~10日程度 |
値段 | 1本150円~250円程度 |
花色 | 赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、青、緑、茶、複色など |
各月に咲く花の一覧
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
カーネーションは育てやすい?
カーネーションは暑さや寒さに強いことから育てやすい草花として知られています。しかし、高温多湿や長雨には弱い性質をもっています。
園芸分類 | 草花 |
形態 | 多年草 |
草丈・樹高 | 10~30cm |
難易度 | ★★★ (5段階) |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日当たり | 日なた |
「多年草」は種まきや植えつけをしてから2年以上生存する草本植物(木にならない植物)のことをいいます。種をまいてから1年以内に花が咲き、実をつけ、枯れてしまう植物を「一年草」といいます。
【関連・参考サイト】
カーネーションとは(みんなの趣味の園芸)
カーネーション(Wikipedia)
カーネーションを国花とする国は?
カーネーションを国花とする国はスペイン、ポルトガル、モナコです。
【関連・参考サイト】
国花(Wikipedia)
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他のナデシコ科の花は?
カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の植物です。カーネーション以外のナデシコ科の花と花言葉をご紹介します。
ナデシコ科の花カスミソウ | 詳細 →
花言葉(全般): 「清らかな心」「無邪気」「親切」「幸福」
科・属名: ナデシコ科カスミソウ属
ナデシコ | 詳細 →
花言葉(全般): 「大胆」「純愛」「貞節」
科・属名: ナデシコ科ナデシコ属
ハコベ | 詳細 →
花言葉(全般): 「ランデブー」「愛らしい」
科・属名: ナデシコ科ハコベ属
ムシトリナデシコ | 詳細 →
花言葉(全般): 「罠」「未練」
科・属名: ナデシコ科マンテマ属(シレネ属)
スイセンノウ | 詳細 →
花言葉(全般): 「私の愛は不変」
科・属名: ナデシコ科マンテマ属(シレネ属)
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