キリの花言葉
桐(キリ)の花言葉は「高尚」。
桐は5月9日の誕生花です。
以下に花言葉の由来などの情報もございます。
桐(Empress tree)について
春の花。花色は紫。
キリ全般の花言葉
「高尚」
花名・花言葉の由来
花名の由来
属名の学名「Paulownia(ポウロウニア)」は、江戸時代に長崎オランダ商館の医官として滞在したドイツの博物学者 シーボルト(1796~1866)がオランダ王妃アンナ・パヴロヴナ(Anna Paulowna / 1795~1865)に献名したものです。アンナ・パヴロヴナはシーボルトを資金面で支援したといわれます。
和名の桐(キリ)の由来は諸説あり、キリは切ってもすぐに芽をだして成長するため「切る(きる)」が転訛したともいわれます。
英語では「Empress tree(女帝/皇后の木)」「Foxglove tree(狐の手袋の木)」「Princess tree(王女の木)」と呼ばれます。
花言葉の由来
中国神話の伝説の霊鳥である鳳凰(ほうおう)はキリの木にだけ止まるとされ、日本でもキリは伝統的に神聖な木とみなされてきました。
花言葉の「高尚」もこれにちなむといわれます。
キリの誕生花
木材と紋章
木材
キリは国内の木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないことから高級木材として重宝されてきました。
箪笥(たんす)の材料として用いられることも多く、桐箪笥は高級家具として知られます。
キリは成長が早く10年~15年で用材として利用できるため、かつては女の子が生まれるとこの木を植えて、嫁入り道具をつくったといいます。
紋章
キリは鳳凰の止まる木として神聖視され、日本でも平安時代の頃から天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど「菊花紋章」に次ぐ高貴な紋章とされました。
天下人たる武家が望んだ家紋としても有名で、豊臣秀吉も天皇から「五七桐」を賜りました。
近代以降も五七桐は「日本国政府の紋章」として大礼服や勲章(桐花章、旭日章、瑞宝章)の意匠に取り入れられています。菊花紋章に準じる国章としてパスポート、金貨の装飾などに使われています。現在の五百円硬貨の表にもキリがデザインされています。
キリの季節・開花時期
キリの名称・原産地
科・属名: ゴマノハグサ科※キリ属
※APG体系ではキリ科に分類
学名: Paulownia tomentosa
和名: 桐(キリ)
英名: Empress tree, Foxglove tree, Princess tree
原産地: 中国
キリの花言葉・誕生花の一覧
和名 | 桐(きり) |
英名 | Empress tree, Foxglove tree, Princess tree |
キリの花言葉 | 「高尚」 |
キリの誕生花 | 5月9日 |
キリの開花時期 | 4月~5月 |
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