花の名前【な~の】
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【な】
ナシ | 詳細 →
科・属名: バラ科ナシ属
学名: Pyrus pyrifolia
和名: 梨(ナシ)
別名: 有の実(アリノミ)
英名: Japanese pear, Asian pear, Sand pear, Nashi Pear
花の名前の由来
ナシの語源には諸説あり、江戸時代の政治家・学者であった新井白石(1657~1725)は、中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものと述べています。他には、果肉が白いことから「中白(なかしろ)」あるいは「色なし」が転じた、風があると実らないため「風なし」が転じたなどといわれます。
なお、ナシが「無し」に通ずるのを忌んで、「有の実(アリノミ)」という反対の意味を持たせた別名もあります。
旬の季節: 春
開花時期: 4月
花言葉(全般): 「愛情」
ナスタチウム | 詳細 →
科・属名: ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属
学名: Tropaeolum majus
和名: 金蓮花(キンレンカ)
別名: ナスタチウム、凌霄葉蓮(ノウゼンハレン)
英名: Garden nasturtium, Indian cress
花の名前の由来
花名のナスタチウム(Nasturtium)は、ラテン語の「nasus(鼻)」と「tortus(ねじる)」を語源とし、この植物に辛味があることにちなむといわれます。
なお、「Nasturtium(ナスタチウム)」は別属(オランダガラシ属 / クレソンなど)の学名ですが、似た味をもつために転用された通称です。
和名の金蓮花(キンレンカ)や別名の凌霄葉蓮(ノウゼンハレン)は、花がノウゼンカズラに似て、丸い葉はハスに似ていることにちなみます。
旬の季節: 初夏~秋
開花時期: 5月~11月
花言葉(全般): 「愛国心」「勝利」「困難に打ち克つ」
ナズナ | 詳細 →
科・属名: アブラナ科ナズナ属
学名: Capsella bursa-pastoris
和名: 薺(ナズナ)
別名: ぺんぺん草(ペンペングサ)、三味線草(シャミセングサ)
英名: Shepherd’s purse
花の名前の由来
ナズナの花名の由来は諸説あり、夏になると枯れることから「夏無(なつな)」を語源とする説、撫でたいほどのかわいい花から「撫菜(なでな)」を語源とする説などがあります。
別名のぺんぺん草は、「ぺんぺん」が三味線を弾く擬音語で、実の形が三味線のバチに似ていることに由来するといわれます。また、実の部分を少し引っ張り、くるくる回すとぺんぺんと音がすることにちなむともいわます。
西洋では実の形から「Shepherd’s purse(羊飼いの財布)」と呼ばれています。
旬の季節: 冬~春
開花時期: 2月~5月
花言葉(全般): 「あなたに私のすべてを捧げます」
ナツツバキ | 詳細 →
科・属名: ツバキ科ナツツバキ属
学名: Stewartia pseudocamellia
和名: 夏椿(ナツツバキ)
別名: 沙羅の木(シャラノキ)
英名: Japanese stewartia
花の名前の由来
属名の学名「Stewartia(スチュワーティア)」は、18世紀にイギリス首相も務め、植物学の研究にも熱心であった、第3代ビュート伯爵ジョン・ステュアート(John Stuart / 1713~1792)の名前にちなみます。
和名の「夏椿(ナツツバキ)」は、花の形がツバキによく似て、夏に開花することから名付けられました。
別名の「沙羅の木(シャラノキ)」は、この植物がお釈迦様が入滅するときに近くに生えていた沙羅双樹(サラソウジュ)に間違えられたことに由来するといわれます。
なお、熱帯の植物である沙羅双樹は耐寒性が弱く日本では育ちにくいため、古くからナツツバキ(沙羅の木)が日本の寺院などに植えられてきました。
旬の季節: 初夏
開花時期: 6月~7月
花言葉(全般): 「はかない美しさ」「愛らしさ」
ナデシコ | 詳細 →
科・属名: ナデシコ科ナデシコ属
学名: Dianthus superbus var.longicalycinus
和名: 河原撫子(カワラナデシコ)
別名: 大和撫子(ヤマトナデシコ)
英名: Pink, Dianthus
花の名前の由来
属名の学名「Dianthus(ディアンサス)」は、ギリシア語で「Dios(ゼウス)」の「anthos(花)」という意味です。
和名の「撫子(ナデシコ)」は、その花姿が「撫でたくなるほどかわいらしい」ことに由来するといわれます。
旬の季節: 夏
開花時期: 6月~9月
花言葉(全般): 「大胆」「純愛」「貞節」
ナナカマド | 詳細 →
科・属名: バラ科ナナカマド属
学名: Sorbus commixta
和名: 七竈(ナナカマド)
英名: Japanese rowan, Mountain ash
花の名前の由来
花名の「七竈(ナナカマド)」は、「木が燃えにくく、七度カマドにくべても灰にならない」という意味であるといわれています。他にも「七度焼くと良質の炭になる」といった説もあります。
英語では「Rowan(北欧語のルナが語源で、「お守り」を意味しているといわれます)」や「Mountain Ash(山のトネリコ)」と呼ばれています。
旬の季節: 初夏
開花時期: 5月~7月
花言葉(全般): 「慎重」「賢明」「私はあなたを見守る」
ナノハナ | 詳細 →
科・属名: アブラナ科アブラナ属
学名: Brassica napus
和名: 西洋油菜(セイヨウアブラナ)
別名: 菜の花(ナノハナ)
英名: Colza, Rape
花の名前の由来
和名の「菜の花(ナノハナ)」の「菜」は食用を意味し、”菜の花”とは食用の花という意味になります。
旬の季節: 春
開花時期: 2月~5月
花言葉(全般): 「快活」「明るさ」
ナンテン | 詳細 →
科・属名: メギ科ナンテン属
学名: Nandina domestica
和名: 南天(ナンテン)
英名: Nandina, Heavenly bamboo, Sacred bamboo
花の名前の由来
和名の「南天(ナンテン)」は、漢名の「南天燭(なんてんしょく)」を略したものです。
英語では「Nandina」や「Heavenly bamboo」などと呼ばれます。
旬の季節: 初夏
開花時期: 6月~7月(実は11月~12月)
花言葉(全般): 「私の愛は増すばかり」「良い家庭」
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ニゲラ | 詳細 →
科・属名: キンポウゲ科クロタネソウ属
学名: Nigella damascena
和名: 黒種草(クロタネソウ)
別名: ニゲラ
英名: Nigella, Devil-in-a-bush, Love-in-a-mist
花の名前の由来
属名の学名「Nigella(ニゲラ)」は、ラテン語の「niger(黒い)」が語源となり、種子が黒いことに由来します。
和名でも黒種草(クロタネソウ)と呼ばれます。
旬の季節: 春~夏
開花時期: 4月~7月
花言葉(全般): 「当惑」「ひそかな喜び」
ニチニチソウ | 詳細 →
科・属名: キョウチクトウ科ニチニチソウ属
学名: Catharanthus roseus
和名: 日々草(ニチニチソウ)
別名: 日々花(ニチニチカ)
英名: Madagascar periwinkle, Rose periwinkle
花の名前の由来
和名の「日々草(ニチニチソウ)」は、初夏から秋まで次々に新しい花を咲かせ、日々花が絶えないことに由来します。
英語では「Madagascar periwinkle」などと呼ばれています。
旬の季節: 初夏~秋
開花時期: 6月~10月
花言葉(全般): 「楽しい思い出」
ニッコウキスゲ | 詳細 →
科・属名: ススキノキ科ワスレグサ属
※旧分類ではユリ科に分類
学名: Hemerocallis esculenta
和名: 禅庭花(ゼンテイカ)
別名: 日光黄菅(ニッコウキスゲ)
英名: Broad dwarf day lily
花の名前の由来
属名の学名「Hemerocallis(ヘメロカリス)」は、ギリシア語の「hemera(一日)」と「callos(美)」を語源とし、美しい花が一日でしぼむことに由来します。
正式な和名は禅庭花(ゼンテイカ)ですが、栃木県日光地方(戦場ヶ原や霧降高原)に多く自生していることから日光黄菅(ニッコウキスゲ)の別名が広く知られています。この花は日光地方の固有種ではなく、日本各地に分布し、尾瀬ヶ原や長野県霧ヶ峰の群落も有名です。
禅庭花(ゼンテイカ)の名前は、この花が自生する戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てたことにちなみます。
英語では「Broad dwarf day lily」とも呼ばれます。
旬の季節: 夏
開花時期: 5月~8月
花言葉(全般): 「日々あらたに」「心安らぐ人」
ニリンソウ | 詳細 →
科・属名: キンポウゲ科イチリンソウ属
学名: Anemone flaccida
和名: 二輪草(ニリンソウ)
別名: フクベラ、鵝掌草(ガショウソウ)
英名: Soft windflower
花の名前の由来
属名の学名「Anemone(アネモネ)」は、ギリシア語の「anemos(風)」を語源とし、春の初めのおだやかな風が吹き始める頃に花を咲かせるからともいわれます。
和名の「二輪草(ニリンソウ)」は、ひとつの茎から2輪ずつ花茎が伸びることにちなみます(まれに1輪や3輪のものもあります)。
英語では「Soft windflower(柔らかな風の花)」と呼ばれます。なお、同属のアネモネは「Windflower(風の花)」ともいいます。
旬の季節: 春
開花時期: 3月~5月
花言葉(全般): 「友情」「協力」「ずっと離れない」
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【ね】
ネジバナ | 詳細 →
科・属名: ラン科ネジバナ属
学名: Spiranthes sinensis var. amoena
和名: 捩花(ネジバナ)
別名: 捩摺(モジズリ)、ネジレバナ、ネジリバナ、ネジリソウ
英名: Lady’s tresses, Screw flower
花の名前の由来
属名の学名「Spiranthes(スピランセス)」は、ギリシア語の「speira(らせん)」と「anthos(花)」を語源とし、花穂がらせん状にねじれることにちなみます。
和名の「捩花(ネジバナ)」は、花茎の周りをらせん状に花が並んで咲くことに由来します。
英語では「Lady’s tresses(婦人の編んだ髪)」や「Screw flower(ねじれ花)」と呼ばれます。
旬の季節: 初夏~秋
開花時期: 6月~9月
花言葉(全般): 「思慕」
ネムノキ | 詳細 →
科・属名: マメ科ネムノキ属
学名: Albizia julibrissin
和名: 合歓木(ネムノキ)
英名: Silk tree
花の名前の由来
和名の「ねむのき」は、この植物が夜になるとゆっくりと葉を閉じることから「眠りの木(ねむりのき)」が転訛して、ネムノキになったといわれます。
地方の方言でも、京都府の「眠りの木(ねふりのき)」、大分・宮崎県の「眠り子(ねむりこ)」、宮城・山形県の「眠た木(ねむたぎ、ねぶたぎ)」など眠りを意味する名前が多くついています。
旬の季節: 夏
開花時期: 6月~7月
花言葉(全般): 「歓喜」「胸のときめき」
ネモフィラ | 詳細 →
科・属名: ムラサキ科ネモフィラ属
学名: Nemophila menziesii
和名: 瑠璃唐草(ルリカラクサ)
別名: ネモフィラ
英名: Baby blue eyes, Nemophila
花の名前の由来
属名の学名「Nemophila(ネモフィラ)」は、ギリシア語の「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」を語源とし、原種が森の周辺の明るい日だまりに自生することに由来します。
青い花の中心が白いその花姿から英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれています。
旬の季節: 春
開花時期: 4月~5月
花言葉(全般): 「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」
ネリネ | 詳細 →
科・属名: ヒガンバナ科ネリネ属
※クロンキスト体系(旧分類)ではユリ科に分類
学名: Nerine spp.
和名: ネリネ
別名: ダイヤモンドリリー
英名: Nerine, Diamond lily
花の名前の由来
属名の学名「Nerine(ネリネ)」は、ギリシア神話に登場する美しい水の妖精ネーレーイスの名前にちなみます。
英語では学名と同じ「Nerine(ネリネ)」と呼ばれます。また、花に日が当たると宝石のようにキラキラと輝くことから「Diamond lily(ダイヤモンドリリー)」とも呼ばれます。
旬の季節: 秋~冬
開花時期: 10月~12月
花言葉(全般): 「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」
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ノウゼンカズラ | 詳細 →
科・属名: ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
学名: Campsis grandiflora
和名: 凌霄花(ノウゼンカズラ)
英名: Chinese trumpet vine, Chinese trumpet creeper
花の名前の由来
和名の「凌霄花(ノウゼンカズラ)」の由来は諸説あり、漢名「凌霄花」の音読み「りょうしょう」が転じて「のうぜん」になったともいわれます。なお、「霄」は「大空」を意味し、ツルが木にまといつき空に向かって高く咲く姿を表しています。
英語では、花の形がラッパに似ていることから「トランペットヴァイン(Trumpet vine)」や「トランペットクリーパー(Trumpet creeper)」と呼ばれます。
旬の季節: 夏
開花時期: 7月~9月
花言葉(全般): 「名声」「名誉」
ノコギリソウ | 詳細 →
科・属名: キク科ノコギリソウ属
学名: Achillea alpina
和名: 鋸草(ノコギリソウ)
別名: 羽衣草(ハゴロモソウ)、アキレア
英名: Yarrow, Milfoil
花の名前の由来
和名の「鋸草(ノコギリソウ)」は、ノコギリの歯のような葉の形にちなみます。
属名の学名「Achillea(アキレア)」は、ギリシア神話に登場するトロイア戦争の英雄アキレウス(アキレス)が兵士の傷を治すのにノコギリソウを使ったという伝説に由来します。
英名はセイヨウノコギリソウの種小名「millefolium(ラテン語で「千の葉」という意味)」がちぢまった「Milfoil(ミルフォイル)」となっていますが、一般には「Yarrow(ヤロウ)」と呼ばれています。
旬の季節: 夏
開花時期: 5月~9月
花言葉(全般): 「戦い」「勇敢」「治癒」
ノースポール | 詳細 →
科・属名: キク科キク属
学名: Chrysanthemum paludosum
和名: ノースポール
別名: クリサンセマム・ノースポール、クリサンセマム・パルドーサム
英名: Mini marguerite, Snow daisy, North Pole
花の名前の由来
属名の学名「Chrysanthemum(クリサンセマム)」は、ギリシア語の「chrysos(黄金)」と「anthemon(花)」が語源になります。
ノースポールはサカタのタネ社の商品名ですが、一般名としても定着しています。株全体を白くおおうように花を咲かせる姿が北極(ノースポール)の白い大地を連想させることにちなみます。
英語ではマーガレットに似ていることから「Mini marguerite(小型のマーガレット)」や「Snow daisy(雪のデイジー)」などと呼ばれます。
旬の季節: 冬~初夏
開花時期: 12月~6月
花言葉(全般): 「誠実」「冬の足音」「高潔」
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