シオンの花言葉

紫苑（シオン）の花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」。

シオン属全般の英語の花言葉は「patience（忍耐）」「daintiness（優美、繊細）」「symbol of love（愛の象徴）」。

紫苑は9月9日、9月28日、10月16日の誕生花です。

以下に花言葉の由来などの情報もございます。

紫苑（Tatarian aster）について

秋の花（最盛期は9月）。花色は紫、青。

「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」

西洋における花言葉（Language of flowers）をご紹介します。「西洋の花言葉一覧」はこちら。

「patience（忍耐）」「daintiness（優美、繊細）」「symbol of love（愛の象徴）」

属名の学名「Aster（アスター）」（日本語ではシオン属）は、ギリシア語の「aster（星）」を語源とし、星のように放射状に伸びる花びらの姿に由来します。

なお、「紫苑」はこの花の薄紫色を指す色名としても使われています。

花言葉の「追憶」「君を忘れない」は、『今昔物語集』にある父の死をいたむ兄弟の物語（下記参照）に由来するといわれます。

『今昔物語集』（「今は昔」で始まる平安後期の説話集）に、父の死をいたむ兄弟の物語があります。

墓参りをかかさなかった二人ですが、仕事が忙しくなった兄は、忘れ草（カンゾウ）を墓前に植え、次第に墓参りをしなくなります。

一方、弟は墓前にシオンを植え、雨の日も毎日墓参りを続けました。

これに感じ入った鬼は、弟に予知能力を与え、その力のおかげで弟は幸せに暮らしたということです。

花言葉の「追憶」「君を忘れない」は、この物語の父を想う弟の気持ちに由来します。

また、この話から鬼の醜草（オニノシコグサ）という別名がついたといわれます。

シオンの根や根茎を乾燥したものを「紫苑」といい、鎮咳、去痰、利尿薬として使用します。

日本でのシオンの栽培は花の鑑賞目的に限られ、生薬は輸入品でまかなわれているようです。

旬の季節：　秋
開花時期：　9月～10月
出回り時期：　9月～10月（最盛期は9月）
花持ち日数：　5～7日程度

科・属名：　キク科シオン属（アスター属）
学名：　Aster tataricus
和名：　紫苑（シオン）
別名：　鬼の醜草（オニノシコグサ）、十五夜草（ジュウゴヤソウ）
英名：　Tatarian aster, Aster tataricus
原産地：　日本、朝鮮半島、中国、シベリア

和名	紫苑（しおん）
英名	Tatarian aster, Aster tataricus
シオンの花言葉	「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」
シオン属の英語の花言葉	「patience（忍耐）」「daintiness（優美、繊細）」「symbol of love（愛の象徴）」
シオンの誕生花	9月9日、9月28日、10月16日
シオンの開花時期	9月～10月